Chopped Around the World 〜こまぎれ世界一周

世界一周はしたいけど、仕事は辞められない。 わずかな休みをこまぎれにつなぎながら、少しずつ陸路で世界一周を目指します。

day 4 (2) 長春から北京

f:id:pristine:20160117002750j:plainさて、長春の街に出ます。皇宮のちょい先は中国らしい混沌が待っていました。

ずいぶんと大衆的っぽい演芸。
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満州国時代の街並みが残っていると聞いていたのですが、すでに再開発の波にのまれつつありました。
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しばらく歩くと、長春の中心部へ。
すると、何やら立派な建物が見えてきます。

f:id:pristine:20160606000840j:plainかつての「関東局」「憲兵隊司令部」庁舎でした。現在は「吉林省人民政府」になっています。

そこからさらに大きな道を越えると、何と今度はお城が見えてきました!

f:id:pristine:20160606000911j:plain当時の満州国に駐留した日本の軍隊、「関東軍司令部」です。
駐満日本大使館を兼ねていました。
さすがに満州の大地でお城を見ることになるとは!
この日本式の城をこの地に軍隊の司令部として建てたあたりに、当時の日本の満州に対する見方をかいま見るような気がするのです。
現在は「吉林省共産党委員会」として使われています。
この、時代の象徴とも言える建物を壊さずに使っているあたりが、何とも不思議と言えば不思議なのですが・・・。彼らからすれば「国辱」であるはずの象徴を残すのは、「臥薪嘗胆」みたいなものなのでしょうか?

他にも数多くの満州国時代の遺構が残っています。

f:id:pristine:20160606001014j:plainこれは当時の「首都警察庁」、現在も「長春市公安局」として使用されています。主人は変われど、用途は変わらず、というところでしょうか。

さて、そろそろ長春駅に戻り、北京に向かうことにします。
再び和諧号に乗って瀋陽北駅へ。窓の外には緑の大陸が広がります。 f:id:pristine:20160606001323j:plain

瀋陽北駅で、北京行きに乗り換えます。
駅はきれいですが、待つ人々の姿は変わりません。

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再び、和諧号D8番列車に乗り、北京へ。

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約4時間、ほぼ定刻の23時半に北京駅に到着しました。

駅前はタクシーを待つ長蛇の列。

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中国では、深夜のタクシーは大変です。メーターで走ってくれないことも多いですし、何より元々安いせいか、みんなタクシーに乗ろうとしますので完全な売り手市場です。空港からならまだしも、駅からタクシーに乗ろうとは考えない方が無難です。列車から降りた大量の人がタクシー乗り場にそのまま列をなすので・・・。

幸いホテルは歩いてすぐの所に取ってありましたので、徒歩で宿に向かいます。
明日は、いよいよ新疆ウイグル自治区へ向かいます。

【この日の移動距離】1250km 【累計】2000km