day 11 今日も飛ばない
翌朝。カシュガルの朝です。霞む空、今日も視界が悪いのが気にかかりつつ、空港に向かいます。
相変わらず霧のような。この地域では時折砂嵐が発生し、視界が悪くなる時があります。思えば、列車も砂嵐でだいぶ遅れていたのでした。
空港には来たものの、一向に飛行機がやってくる気配はありません。着陸できさえすれば離陸はそんなに問題ないはずなのですが…。視界の悪い中着陸させるには、計器飛行ができる機器を備えなくてはなりません。ターミナルビルは立派ですが、どうやらそうした設備はこの空港にはないようで・・・
結局、この日も夕方になりやはり飛行機は来ないということになり、ホテルへ。
せっかくなので、街に出て散策です。
夜もなんとも言えない風情があります。モロッコや以前旅したシリアやヨルダンのような雰囲気。日本からウラジオストク、中国を横断してここまで、地域ごとにいろいろな街の表情がありますが、もうここは中東の文化圏なのだなと改めて実感しました。
屋台でご飯を食べ、
ホテルに戻ると、何やら慌ただしい動きが。聞いてみると、どうやら飛行機が飛ぶかもしれないとのこと。慌ててバスに乗り空港に向かいます。街中でのんびりしすぎていなくてよかった!
深夜0時ごろ、ついに飛行機が到着!!2日にわたって足止めされていた乗客からは、飛行機が着陸した時拍手がわいたほど。
夜通しフライトし、真夜中のウルムチを経由して、翌朝上海虹橋空港にたどり着きました。
次回の旅はまたカシュガルから続きを旅します。