day 17(1) ヌクス
ヌクスの朝。
カラカルパクスタン自治共和国は、ウズベキスタンの中にあって、一定の自治権を与えられた共和国です。ここヌクスは、その首都。もともとは小さな集落でしかなかったヌクスは、ソ連時代にカラカルパク自治共和国が発足すると、その首都として一気に計画都市として整備されたそうです。街は碁盤の目状の広い街路と整然とした建物群でできており、ソ連時代の色を強く残す計画都市です。
街中の足はマルシュルートカ(路線の決まっている乗合タクシー)。とはいえ街自体そんなに大きくないので、歩いて回れる程度の大きさです。
劇場では小学校の発表会のようなものをやっっているみたい。
大学の建物にはウルグ・ベクの像が。ティムール朝の4代目の君主ですが、主に文人としての業績を讃えられている人です。サマルカンドのウルグ・ベク天文台も彼が作らせたものです。
広い道とソ連時代を彷彿とさせる建物たち。
周辺には閑静な住宅街が広がっています。
しばらく歩くと市場が。街中に商店が少ないのもヌクスの特徴で、この中央市場以外にはあまり規模の大きな商店を見つけることはできませんでした。
どうやら、あまりのインフレで札束を持って買い物に行くのもきついので、電子マネー的なものが普及しつつあるようです。
市場の隣には、マルシュルートカのターミナルが。行き先別に場所が割り振られていて、そこそこわかりやすくなっています。
今回の旅はまたここで小休止。なんとも中途半端な場所になってしまいましたが、改めてヌクスから再開します。
【今日の移動距離】なし 【累計】9050km
ところで、ヌクスは経度が東経59度36分。旅をスタートしたウラジオストクが東経131度53分。経度にして72度回ったことになります。ということは、ようやく地球5分の1周したことになります。
今回の旅▼
ここまでのコース▼