day 5 北京からT69次列車
第5日目は、北京から一路新疆ウイグル自治区を目指します。
北京は、以前同級生が駐在していたこともあって何度も遊びにきて大体街は知っているので、さっさと先を急ぎます。
5日目の旅の出発は、北京西駅。地下鉄が通じていない(正確に言うと「中心部から通じていない」)ので、ホテルでタクシーを呼んで行きました。とても巨大な駅です。
北京にはいくつもの駅がありますが、その中でも新しい「北京西駅」。香港行きの列車も発着する、北京の二大ターミナルの一つです。
ここから、T69次特快に乗ります。
T69次特快は、北京西と新疆ウイグル自治区の区都、ウルムチまでの3105キロメートルを約34時間で結ぶ超長距離列車です。特に夏は中国国内の観光客も多く、中々切符がとれない人気列車なのですが(ちなみに現地の旅行代理店に頼もうと思ったら「とれない可能性の方が高い」と手配を断られました。)、ネット予約で、何とか、この人気列車の軟臥を手に入れることができました。ネット予約万歳。
北京西駅を定刻に発車した列車は、緑の大地を快調に走り抜けて行きます。
食堂車でお弁当を食べたりしながら・・・
4時間後、太源に着きました。
太源は、中国の古都の一つ。かつての晋の王朝が都を置きました。
ここから銀川までの区間は新線が開通、それまではウルムチまで40時間かかっていたとのこと。
新線区間に入ると、徐々に車窓の風景は山がちに・・・
と、そんな山肌をくりぬいた家を発見!家が建っているのではなく、崖をくりぬいて入口に門構えをつけた家々が現れました。
T69次列車は引き続き快調にウルムチを目指します。
ほどなく夜に・・・。
朝の10時から列車に乗ってずっと一日中乗っているなんてどんなに辛いかと思っていましたが、寝て風景見てまた寝て食べて、少し同室の人と話して、食堂車行って、なんてしているうちにあっという間に夜です。意外と大丈夫なものですね。
食事に困るのではと、大量の菓子を買い込んできたが、特にこの列車は食堂車の人が親切で、ご飯に困ることも無く、大体一人ならこんなもんよ、とメニューを決めてくれたりしてありがたい。
晩ごはんは魚の煮付け。美しくはないがかなりうまい。
さて、夜も更けてきました。おやすみなさい。
明日は、新疆ウイグル自治区の哈密(ハミ)で列車を降ります。
【この日の移動距離】夜行列車なので、明日まとめて。